結婚3年目、幸せな生活を送る宇野と夫の雅志は、念願の子供を授かろうと妊活に励んでいた。排卵日に合わせて万全の準備を整えていた宇野だったが、夫の部下である沖が突然の来訪。酒に酔い潰れた夫のせいで、その夜の計画は無残にも打ち砕かれてしまう。翌日、沖はホテルに忘れ物をしたと言い、宇野を呼び出して強引に身体を重ね、排卵日を狙って中出しを強要する。トラウマに苦しむ宇野は、夫との行為でその記憶を上書きしようとすがるが、沖の魔の手はそこから逃れられなかった。
沖は「夫に不倫をバラす」という卑劣な脅迫を武器に、宇野を支配下に置く。それ以来、宇野は毎月の排卵日になるとホテルへ呼び出され、沖による強制的な中出しを繰り返す地獄のような日々を送ることになる。夫の雅志への罪悪感と、拒絶できない恐怖の間で、宇野の心は次第に追い詰められていく。家庭を守るために始めた妊活が、いつしか裏切りと脅迫が交錯する歪んだ関係へと変貌してしまった。
数ヶ月後、ついに宇野の妊娠が発覚する。父親になれると無邪気に喜ぶ雅志の姿を前に、宇野は深い絶望と罪悪感に苛まれる。実はこの一ヶ月、夫との営みを避けていた宇野にとって、その子供が沖との強制的な行為によるものであることは明白だった。幸せなはずの夫婦生活が、隠し通せない秘密によって崩壊へと向かっていく。裏切りと予期せぬ妊娠が引き起こす、あまりにも残酷で切ない人間ドラマが今、幕を開ける。