夫との関係に冷め、満たされない日々を送っていたユウは、友人と飲みに出かけた先で偶然、大学生のユズルと出会う。映画の趣味が合うという共通点から意気投合した二人は、酒の勢いもあってユズルの部屋へと向かう。そこでユズルから大胆なアプローチを受けたユウは、長年飢えていた女性としての喜びを思い出し、抗うことができずに彼を受け入れてしまう。
それ以来、二人はまるで夫婦のような秘密の関係を築くようになる。ユズルから合鍵を渡されたユウは、彼の部屋で掃除や料理をして尽くすことに生きがいを感じ、家庭の重圧から解放された安らぎの時間を過ごす。しかし、夜明け前には現実の家庭に戻らなければならないという切ない制約の中、二人の絆は深まっていく。そんな中、ユズルが実家の家業を継ぐために引っ越すことになり、二人の関係は終わりを迎える。
別れの後も、ユウの心には埋められない渇望が残り続けていた。彼女は再び刺激を求め、別の若い男性と出会い、新たな合鍵を手に入れる。結婚生活の外側で、自分を必要としてくれる存在を追い求める一人の女性の姿を描いた、背徳的で切ない大人のラブストーリー。日常の隙間で愛と快楽を求める人妻の心理をリアルに描き出している。