平穏で満ち足りた生活を送っていた奥田咲の日常は、ある日突然、覆面の侵入者によって打ち砕かれた。金庫の鍵を要求するその男の声から、咲は夫の弟・恭介の存在を悟る。多額の借金を抱え、横領で会社を解雇された恭介は、生き残るために兄の家庭を標的にしたのだ。強盗として始まったはずの事件は、咲の美しさに魅了された恭介の歪んだ執着へと変貌し、彼は金銭以上のものを奪い取ることを決意する。
二階の物置に潜伏し、咲を自宅内で人質同然に支配する恭介。咲は毎日食事を運び、彼の性的な要求に屈服させられる屈辱的な日々を強いられていた。しかし、強制されたはずの背徳的な関係の中で、咲は夫との生活では味わえなかった強烈な快楽に溺れていく。抗いがたい欲望の渦に飲み込まれ、彼女は次第にこの危険な不倫のサイクルから抜け出せなくなっていく。
いつ夫が帰宅し、秘密が露呈するかという極限の緊張感の中で、咲の精神は限界に達していた。家事と義弟の存在という二重生活の重圧が、彼女をさらなる破滅へと追い込んでいく。そんな中、夫が予定よりも早く帰宅するという最悪の事態が発生。背徳の果てに待つのは、平穏の崩壊か、それとも禁断の愛の結末か。スリルと官能が交錯する衝撃のドラマが今、幕を開ける。